銃・病原菌・鉄
【文庫】銃・病原菌・鉄(上) | 草思社なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。公式サイト:www.soshisha.comAmazonのアソシエイトとして、福田大翼は適格販売により収入を得ています。
なぜ大陸によって文明の発展に差が生まれたのかを、民族の能力ではなく、地理的・環境的な条件から説明する本。
農耕や家畜化に適した動植物の分布、食料生産の開始時期、人口密度、病原菌への耐性、技術の発展など、さまざまな要因が文明の発展に影響したという主張。
着眼点自体は理解できるものの、全体的に説明が冗長で読みにくかった。説明がMECE(モレなくダブりなく)でなく、同じ主張が形を変えてなんども出てくるので読んでいて混乱する。
特に気になったのは、各要因の分類や因果関係がすっきり整理されていないこと。地理的条件から文明の発展に至るまでの構造をもっと明確に示せるはずなのに、似たような説明が繰り返され、結局何が本質的な要因なのかを把握しづらい。
個々の事例は主張の裏付けにはなっているものの、全体を通して新しい発見が積み重なっていく感覚が薄かった。
世界的に評価の高い本だが、個人的にはその評価にあまり納得できず、長いわりに面白くなかった。
近い観点でサピエンス全史があるが、あちらは全体的なストーリーがしっかりしていて面白かったのを思い出した
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